歌舞伎町・ホテル楽苑 3

裏から見た楽苑。隣も老舗のラブホだったのだが何年も前に壊して今は駐車場になっている。おかげで楽苑の背後の様子がまるわかりになった。こうして見ると、左右の棟のコンクリートの色がだいぶ違う。右の棟は後から増築したのではないかと思うのだが真相は分からない。先にも書いたが館内を歩いた印象も不自然な高低差が増築を感じさせた



いつの間にか2階の壁面に見事なグラフィティが描かれていた。かわいらしい少女のそれは役目を終えたラブホへの手向けのようにも見える

歌舞伎町・ホテル楽苑 2

楽苑という名前のイメージからほど遠いあまりにも暗い廊下。増築した旅館のような複雑なアップダウン



通された部屋の風呂はもはや新築当時の様子を想起することが難しいくらい朽ち果てていた

歌舞伎町・ホテル楽苑 1

歌舞伎町ラブホ街の中心に廃墟のような姿を晒しながら、それでもずっと営業を続けていたホテル楽苑がついに閉館した。館内が見たくて2度利用してみたが、そのレトロさは想像以上のものがあった。2006年、まだ営業していた頃の画像


入り口。「クラシックなお部屋で〜」の謳い文句があるところを見ると、経営者はこのボロさをしっかり自覚していたことが判る。それにしても「ビデオテープ持込可」というサービスもめずらしい

1978・新宿高層ビル

大ガード付近より高層ビル群を見る。青梅街道があるせいか本質的には現在とそれほど変わらない景色ですが、ごちゃついた電線が時代を感じさせます。当時田舎では8階以上の建物がなかったので、上京したての身としては、この風景に強く心を揺さぶられたものです

新宿西口案内板

繰り返される落書きと掃除の攻防に、案内板としての機能はすでに果たしていません。元のデザインがモダンなのでこんなことになって勿体なくはあります。しかし汚れ、マチエールが重なることによって結果、別種の美しさを感じさせる作品になっているようにも思います。ビルの影の青が頑張って残っているのが勝因でしょうか。当然のように既に撤去されてしまいましたが、芝居のチラシに使わさせていただきました

新宿三丁目・セットのような

解体中の建物の壁が一部だけ残って、芝居のセットのようです。コンパクトな中にも良い案配に方向を変える階段がポイントでしょう

花園神社のコーン

なんということもないコーンですがいい案配にヤケて風格のようなものを感じてしまいます