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2001年の東京タワー [散歩/港区]

東京タワーの見える場所にと思い、21歳から4年ほど港区の三田の風呂なしアパートに住みました。東京タワーが都内有数のださい場所と分かってからも依然としてその憧れは抱いたままでした。げに恐ろしき幼児期の刷り込み。

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これを撮った2001年の時点でももの凄い昭和感を醸し出す案内所。看板のフォントが肝でしょうか。受付嬢のヒマそうオーラも尋常じゃないです。

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要するに東京タワーの正体は観光地の展望台&お土産屋です。小さい時に郷里の名所、寒風山の土産物屋で初めて味わった衝撃と同じシュールさですが、やはりその物量は圧倒的です。何件も連なるお店はどこも似たような物を同じ値段で売っています。

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タワー型のキーホルダーだけでもこの物量です。クラクラしてどれかを選ばなくてはいけないような錯覚に陥ります。これぞ「幻惑の東京タワー」です。

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もっと昔に主流だった「根性」や「努力」のプレート付きのタワーはこの時あまり見かけませんでした。実は「根性」を買おうと思って出かけたのですが、実際目の前にしてみるとそのチープさと値段の落差に納得がいかず結局買いませんでした。

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打って変わってもうひとつのタワー名物蝋人形館。アインシュタインの黒板はE=mc2以外の式が消されています。おそらくこの黒板にはこの方程式を導き出すための数式がびっしり書き込まれる予定だったと思われます。適当な資料が見つからなかったためいい加減な式を書いて突っ込まれることをおそれてこのような状態になったのではないでしょうか。右に残った数式も何か自信がなさそうです。

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キース・エマーソンとイアン・アンダーソン夢の競演。プログレ好きの館長の嗜好により、ロバート・フィリップだのジャーマンプログレのお歴々だの、なぜこんな人が? というマニア受けするミュージシャンが沢山並んでいました。マニア受けついでにジェネシスを代表してスリッパーマンがいてくれたら最高だったんですが。スリッパーマンって何だ?という方はググってみてくださいね。

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3階の案内板。前近代的な雰囲気に痺れます。何か観光気分で上がった心を沈静化させるような施設が並んでいます。後楽園で暴れていたケムール人に向けてXチャンネル光波が発射されたのはここからということになっています。EDP、CTTは微妙にそれっぽいですね。Xチャンネル光波って何だ?という方はググってみてくださいね。

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外へ出ると夜になっていました。周りはけっこう暗いです。蝋人形館も左端に看板の見える水族館ももう無くなってしまいました。映画「南極物語」の樺太犬タロとジロの像も立川に引っ越してしまったそう。諸行無常。
撮影:2001年7月
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芝・東京タワー [散歩/港区]

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小学生のころ、東京といえばその象徴は東京タワー、他に何も思い付かないほどそのカリスマ性は圧倒的でした。夢中になった怪獣映画「ガメラ」一作目とウルトラQ「ガラモンの逆襲」のクライマックスを飾る建築物だったからでしょう。しかし内部は、根性系置物に代表されるチープな土産物屋と蝋人形館等、意味不明のアトラクションの入った悪夢のような場所。その見世物小屋的な奇怪さは、あこがれていたモダンな都市風景とはほど遠い泥臭さで、初めて訪れたときには思い切り失望したものでした。今はそのダサさを何よりも愛しているのだからわからないものです。数年前改装して小綺麗になってしまいだいぶ薄味になりましたが、いつからかジャーマンプログレの聖地というこれまた訳の分からない属性も加わり、怪しいことこのうえないナイスな存在であり続けています

新橋・ガード下 [散歩/港区]

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常々気になりながらもあまり訪れる機会のない地帯のひとつ新橋。旨いビーフン屋があると聞いて訪ねてみました。件のビーフン屋をはじめいたるところに昭和の雰囲気が残っているではありませんか。画像のこれも単なるガード下のトンネルですが、まるで戦時中の軍事施設のような風情です。

1978・虎ノ門 [散歩/港区]

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この画像では判りづらいですが、オリジナルの写真にあたると住居表示は虎ノ門3丁目14となっています。googleストリートビューで確かめてみると、残念なことにこの一角の民家群も、大きなマンションに変貌してしまっていて跡形もないようです
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