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神保町・青林堂跡地 [散歩/千代田区]

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かつて漫画雑誌ガロの版元だった青林堂のあった場所。「木造モルタルの王国」を自称した建物はずっと空き家状態が続いていたが、数年前に撤去されて今は駐車場になっている。おそらく私の古い家並み趣味は幼少時にこの雑誌に触れたことによって発動し始めたと思われる。水木しげる、つげ義春、池上遼一、各氏の描くボロい風景は、それを絵画として鑑賞するという美意識?を柔い頭に植え付けた。その後も多数のアーチストを輩出しあれほど強大に見えた王国も、創業者の長井氏が没してからデジタルガロというすばらしく珍奇この上ない出版物を出してすぐに消滅してしまった。ここにあった社屋などはトキワ荘文と並んで文化遺産として保存する価値があるように思うのだが、取り壊すにあたって特に告知もイベントもなくなんら顧みられた気配はない

神田・交通博物館 [散歩/千代田区]

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2006年に閉館した神田の交通博物館。上京してからの30余年の間に6度ほど訪れただろうか。2010年2月、跡地を通りかかったらまさに建物を壊している最中だった。本館部分がぶった切られて、吹き抜けの壁を飾るモノクロ写真が見えている。コアなファンではなかったが、時間が停止したようなあの空間には訪問する度に郷愁を感じたものだ。またひとつ想い出の場所が消滅してしまった

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閉館直前、さよならイベント時の内部。件の壁の写真群は「写真でふり返る交通博物館の85年のあゆみ」という展示のようだ

御茶ノ水・聖橋から昌平橋を望む [散歩/千代田区]

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ウルトラQファンの方には、バルンガの回のラストシーンでもおなじみの景色。私はこの風景に強く“東京”を感じてしまいます。ビル群、木造住宅、鉄橋、駅のホーム、水、と雑多な要素が詰め込まれているのがいかにも都会らしいからでしょうか

秋葉原・石丸ビル [散歩/千代田区]

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廃墟っぽい雰囲気を醸し出しているこの建物、この写真を撮った2005年時点では現役のようでした。壁面下部には路上観察の先達、赤瀬川原平氏の言うところのトマソン=原爆タイプも見られます。ところでこのトマソンという言葉は、残念ながら一般にはあまり定着していないように思います。トマソンという言葉自体がトマソン化している、と言ったら無理があるでしょうか

小川町・優美堂 [散歩/千代田区]

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30数年前この店には一匹の看板犬がおりました。短毛のレトリバーぽい中型犬で名前は首輪の銘によると三沢エスだったような。いつも店頭の机に置いた浅い木箱でたいくつそうにしているのですが、その箱には達筆で大きく「さわるのきらい」と書いてあるのです…。一度彼女(たぶんメス)が10軒ほど離れた肉屋の包みをくわえてひとりでお遣いをしている現場に遭遇して大変驚いたことがありました

神保町・金玉堂 [散歩/千代田区]

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神保町には懐かしいお店がいくつかあります。三省堂の並びにあったこの画材の金玉堂も長年そのひとつとして心のよりどころだった店でした

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この看板、どうしても“きんたまどう”と読みたくなります。実際は“こんぎょくどう”だったように記憶していますが“きんたまどう”のほうがナチュラルな感じでいいですね

みたままつりで見世物体験 [散歩/千代田区]

敬愛するパフォーマンス集団ゴキブリコンビナートと見世物小屋のコラボを観に、靖国神社みたままつりに行ってみた。
小学生の時に郷里で観て以来40年ぶりの見世物体験だったが、その時に比べて看板画も新しく、受付のお姉さんもこざっぱりとした案外健全な雰囲気だ。料金も600円というリーズナブルさ。これでゴキコンのショートショートがいくつも観られるのは嬉しい。
電撃ネットワーク的肉体痛めつけ系のパフォーマンスを嬉々として演じるゴキコンの他、マメ山田氏の手品、蛇喰い美女と20分で一巡するなかなかバランスのいい演目で飽きさせない。昔入った時も蛇女が目玉だったが香具師の口上に誘われ結構高い料金を払って入場しても、ぐったりした蛇を持った赤い腰巻きの単なるおばさんしかいない脱力するものだった。だまされる覚悟は出来ていたので良い意味で裏切られた気分だ。

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小屋外観。全体にクリーンな雰囲気

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見世物というよりアングラ劇

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マメ山田氏によるマジックショー。客は大受け


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