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小石川1丁目・回廊のある家 [散歩/文京区]

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かつて播磨坂下から柳町に向かう途中にあった3.5階建ての昭和建築。看板建築の民家の上に無計画に増殖したとおぼしきバラックが乗っていて、独特の雰囲気を醸し出していました。基本雑然とした佇まいですが最上階には部屋と部屋を繋ぐ回廊があって、微妙に洒落ているのが見て取れます。これを撮ったのは2004年。1年後には取り壊されてしまいました。耐震性はかなり低いと思われますので残念ですが致し方ないところです。

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ただ乗っているだけに見える母屋との接合部。回廊の屋根を支える柱が廃材っぽいです。外階段は見当たらないので、屋根上の物干し台に登る階段を利用した造りかもしれません。

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裏から見たところ。特徴的な回廊の他にいわゆるトマソン的分類による無用ドアが見えます。壁にも廃材を利用しているせいでしょうか。

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基礎部分に残る煉瓦塀の跡。ほとんどコンクリートで固められ非常に複雑な造作になっています。窓のように見える部分はどういう経緯で出来たのでしょう。
撮影:2004年1月

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小石川大神宮 [散歩/文京区]

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2018年9月
春日通り、富坂を登る途中を右に入ってすぐの所にある小石川大神宮。佐佐木ビルというビルの中庭に埋め込まれたコンパクトな神社です。近所に越してから毎年大晦日にはこちらに参拝するのが習わしになっていました。佐佐木ビルには数年前からおしゃれな家具屋やギャラリーなどがテナントとして入り、活気を見せていたのですが取り壊されることになったようで既に立ち入り出来なくなっていました。私はてっきり神社のあった場所にビルを建てたのだと思っていましたが違いました。小石川大神宮はオーナーの強い熱意により1970年の竣工時にここに分祀された新しい神社だったのです。小さな神社なのに大晦日にはしゃもじや神棚を配っていたりして、非常に熱心に運営されていたのはそういうわけだったんですね。確か由来を書いたパネルがあったのですがちゃんと読んでませんでした。

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社殿への入り口。建て替えのために神様は向かいの空き地に移動しています


シビックセンターから見下ろした小石川大神宮。コの字型のビルの中庭に神殿造りの屋根が見える

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2008年の大晦日の様子
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小日向・精華寮 [散歩/文京区]

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撮影:2011年5月
精華寮は昭和初期に台湾からの学生を受け入れる為に台湾総督府によって建設された。この建物が健在だった30年ほど前に一度入ってみたことがある。内部は中庭の周りをぐるりと廊下と各戸の玄関が取り囲む中国式のアパート。屋上の乱立するテレビアンテナは香港の九龍城を思わせる。当時は現在ほど他人に対する警戒が強く無かったので、近隣の大塚女子アパートメントも二度ほど探索させてもらった。その時は単に古い建物好きというだけでその背景などはまったく知らなかった。どちらも見たことの無い住環境にとても驚いたものだ。精華寮は情報2007年火災によりご覧の状態になり、2013年解体された。

御茶ノ水女子大・徽音堂 MMG公演 [散歩/文京区]

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撮影:2015年4月
2015年4月11日、御茶ノ水女子大講堂で公演中のMMG販「Shall We ダンス?」を観てきました。MMGは様々な大学・専門学校生から成るミュージカル・サークルです。それ以上の事前情報はほとんどありません。宝塚歌劇団の演目を再現するのがテーマのサークルとお見受けしました。観る前は学生さんの無料イベントということで素人っぽいものを想像していたのですが大間違いでした。素晴らしい完成度!歴史のある荘厳なホール、訓練された踊りと歌、美しい衣裳、ヘッドセット使用のみごとな音響、清楚さと華やかさの絶妙なバランス、等々こちらの先入観は思い切り打ち砕かれました。「Shall We ダンス?」が映画版を含めて初見だったせいと楽曲の良さに不意打ちをくらった感じで感動してしまいました。最高です。校内で飼われているとおぼしきニャンコ先生にも会えて、非常に充実したひとときを過ごさせていただきました。

都バス大塚車庫 [散歩/文京区]

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撮影:2013年9月
2015年3月いっぱいでその使命を終えた大塚車庫。せせこましい都心にあって広く空の望める雄大な空間でした。茗渓会館食堂(これも既にない)に昼食を食べに行く道すがら、何度か写真を撮らせていただきました。不躾にカメラを向けてもいつも誘導の警備員のおじさんがフレンドリーな眼差しを向けてくれるのが嬉しゅうございました。こうしてまた極私的名所がひとつ姿を消していきます。

本郷・菊坂の木造住宅 [散歩/文京区]

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本郷菊坂を下りきる前に立つ小さな木造住宅。一見戦前の建築にも見えますが実は築30年強の比較的新しい物件です。少し下った向かいには一葉の通った伊勢屋質店があります。その頃本郷のデザイン事務所に通っていたおかげで運良く建築中のこの家を見ることができました。30~40年前といえば無論相当な古さではありますが、それでも当時から「なぜ今時この様式で新築するの?」と思わせるレトロな建物でした。おそらくですが建て主さんに、古き良き木造住宅に対する強いこだわりがあったのではないでしょうか。日頃目にするこのような造りの建物は基本古いものばかりなので古色蒼然とした暗い色をしているような印象があります。しかし新築のうちは“それが普通”といった感じの明るい白木色でした。

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撮影:2013年2月

小石川2丁目・文京民主商工会 [散歩/文京区]

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撮影:2013年2月
地下鉄後楽園駅から北へ伸びる千川通り、その一本西側に昭和の風情をたたえた裏道があります。特にこんにゃくえんまの裏手に当たる小石川2丁目は画像の長屋なども残っている貴重な一角です。数年前から近辺の再開発のアナウンスが聞こえてくるようになりました。この通りに並ぶ古い建物はどんどん壊されていきます

千駄木・加藤鉄店 [散歩/文京区]

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撮影:2011年10月
不忍通り、動坂下と道灌山下の間にある一見廃墟のような物件。壁面のペンキのはがれ具合が良い味を出しています。特に標札等も見当たりませんが中は整然としており、しっかり生きているようです。ググってみると「加藤鉄店」という名前のようなのでいわゆる鉄工所と思われます。サンダーバード2号のドックを思わせる内部の佇まいがカッコいいです

小石川・猫ビル [散歩/文京区]

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撮影:2013年1月
小石川の有名物件、ノンフィクション作家立花隆氏の書庫兼仕事場、通称「猫ビル」。建って十数年(?)は経つのに古びた感じのしない優秀な建築物です。一見モノリスみたいな矩形風ですがGooglemapで見ると正面を頂点とするショートケーキのような三角形をしています。

関口・東京カテドラル [散歩/文京区]

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撮影:2012年12月
仕事の資料探しに自宅から自転車で10分ほどにある東京カテドラルまで行ってきました。丹下健三氏1964年の作品です。誰でも入れて巨大で珍奇で静かで売店も充実しているお気に入りの場所です。内部は撮影禁止なのが残念ですが、今日はパイプオルガンの演奏に遭遇してラッキーでした。上から見ると十字架型のデザインも地上からではよく解りません。一種異様な形態とその表面仕上げから(またですが)ボーグ星人を想起するのは私だけでしょうか。
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